BigHope's Life

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紗倉まなさんの「最低。」を読んだ。びっくりした。

読書録。

 

 

 

 

 

 

 

まぁ男なら誰でも知ってるよね。

某業界で有名な紗倉まなさんの小説です。

 

 

 

 

 

 

前から気になっていたのですが、映画化されるらしいのでせっかくの機会ということでAmazonでポチりました。

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読んでまず感想。

 

 

 

 

ビックリした。

 

 

 

この人、こんな文章書くんだ。

 

 

 

表現のバリエーションが本当に作家さんだわ。

 

素敵だった。

 

 

 

 

 

 

 

男目線としては、男性という存在がかなり客観的に見られていて面白かったです。

 

 

 

 

 

句読点の使い方が独特でポエムっぽい感じもした。

 

 

AVという一般的には外縁にあるような世界で生きているからこそかける文章なのかなぁと思いました。。

 

 

 

 

具体的な話。

 

ネタバレ御免。

 

 

 

1章:彩乃。イケメン・美女の兄・姉に対して、容姿にコンプレックスを持ち続け、高校卒業と同時に逃げるようにして上京してきた彩乃。何もわかってくれない母親の愛情と彩乃とのすれ違い。東京で出会ったAVという世界。職業柄、他人には理解されにくいものであるがゆえに、彩乃と家族との絆はどんどん崩れていってしまう。

 

自分で抱え込むものがどんどん大きくなっていってしまう彩乃に共感。

 

2章:桃子。2章は桃子というよりも石村さんメインの話のように感じられた。会社をクビになり、プロダクション経営の話を持ちかけられるが、結局騙されてしまう話。

頑張っているし、自分なりに努力も精一杯しているのにどうしてもうまくいかないような苦悩が感じられた。

 

個人的に響いたシーン。

 

...大変なときこそ誰よりも余裕をもつべきだと思うの。美味しいもの食べて、ゆっくり考えればいいじゃない。..

 

 

3章:美穂。結婚生活がマンネリ化してしまい、夫の愛をあまり感じられずに過ごしている美穂が、女として輝くために、石村さんの経営するプロダクションでAV女優としてデビューするという話。なんか、うん...

 

僕はまだまだ人生経験が浅いけど、なんかかなしいなぁと。思いました。

 

4章:あやこ。AV出演歴のある母親と、2歳の頃に別れてしまって以来会っていない父親のという複雑な家庭関係の元で、俯瞰的な目線で世の中を見ながら育ったあやこの話。絶望的な現実の中で、それでも生きていかなければいけないという若者の葛藤が見えたような気がします。

絶望感がハンパない。でもこういう小説ってやっぱり読み応えがあって好き。

 

 

女として生きることと、母親として生きることの対立というか、葛藤という見方は僕には新鮮なものでした。父親として生きるということは、ある意味男として生きることを捨てるようなもので、と言われれば確かに、と思う。

 

 

あとがきの筆者本人のエピソードもかなり良かった。

 

 

 

人間臭さというか、人間らしさがよく出ていた作品に思えました。

自分もこの作品を通してAV女優という生き方に対する見方が変わりましたし、単純に面白かった。

 

 

なんか東京にいると東京に染まっちゃうね。

感覚が麻痺してくる。

田舎の生活がものすごく遠いものに感じられる。

それはもしかするといいことなのかもしれないけど。田舎育ちの僕にとってはなんだか寂しいような。小さい頃の知り合いとは遠くかけ離れた生活を送っているような。そんな気分にもなりました。

 

 

 

面白かったです。凹凸っていう作品も出しているそうなので、また今度買って読んで見ます。

 

文庫版早く出してくれると嬉しいなぁ。「最低。」は文庫版を購入したので持ち運びもしやすく、コンパクトなんで良かったんですが。

 

 

ではでは。

 

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